一人暮らしの精神障害者こそ障害年金が必要。オンライン決済を使った募金を開始。ご支援をお願いいたします

一人暮らしの精神障害者は「公的支援」無しでは社会復帰がしづらいのです。

これは2016年9月以降、精神障害者「だけ」障害年金の受給が著しく困難に、苦しみは無慈悲に点数化され、そのうめき声はどこへも届かなくなったの中で書いた心からの叫び

この記事からほぼ3年が経ち、コロナ大恐慌に襲われた今、「独り身の精神障害者は障害年金(公的支援)がないと本当に生きていけない」と改めて痛感。

家賃も払わないといけない、水道光熱費も払わないといけない。社会保険料も課せられる。現金には羽が生え、容赦なく逃げ去っていく。

食べなくても、せめて住む所だけでも確保するため、無理をしてまた働き始める。しかし無理は続かず、病状の再悪化の繰り返し。

事態は3年前から全く変わっていないのです。

障害年金とは

障害年金は一言で言えば、障害者がもらえる年金(給付金)。年齢は関係ありません。身体、知的、精神、どの障害であっても申請はできます。もちろんの障害が重いほど、受給額が多くなります。

精神障害者の場合は、以下のような金額が、偶数の月に2ヶ月分振り込まれます。

「障害厚生年金」の3級、月額5万〜6万の給付なら大丈夫でしょ

と私は、(テキトー型)精神障害者雇用トータルサポーターに促され、2016年11月に障害年金の申請を行いました。

2016年9月からのガイドライン改悪

しかし、不支給決定。

申請の2ヶ月前、2016年9月1日から新たな「精神の障害に係る等級判定ガイドライン」が施行されていたのです。

つまり障害の程度、社会生活の困難さを考慮し認定するという従来の仕組みが、すでに「形骸化」していたのです

無慈悲な点数化

以降、申請者の日常生活能力」が点数化され、ほぼその大小によってのみ、認定がされるのようになったのです。

日常生活能力の判定

「できる」が1点、最も助言・指導が必要なものが4点になります。「2 日常生活能力の判定」の(1)〜(7)の総合平均点によって等級認定がなされる

単身生活者は日常生活(食事、買い物など)を一人で行う。だから、「できる」が増え、どうしても点数が稼げない。その時点で不支給決定になるというカラクリ。

しかし、どの程度自力で日常生活ができるかという論点は、介護保険の要支援、要介護認定ですべき議論。完全に論点が変わってしまったのです。

一人暮らしは絶対に受給できない

一人暮らし歴が長い闘病者は、通院と服薬さえできていれば、病状が悪化しても、どんなに社会復帰に困難を感じていても日常生活(食事、買い物等)は何とか自力で行えるはず。

そもそも、日常生活を援助する他者がいないですし。

しかし通院、服薬が間に合わなければ、たちまち「死神」に取り憑かれ自殺。そんな一人暮らしのうつ病 闘病者も多くいたはず。死人に口なし。詳細不明。

通院・服薬さえできれば「日常生活能力」が向上し、障害年金が不支給。通院・服薬のタイミングを逸すると、自殺の危険性これが一人暮らしの闘病者の苦悩と恐怖。こんな状況でうつ病が寛解しますか?

凶悪化する障害年金センター

昨今、この新ガイドラインが精神障害者にとって、より不公平になるよう拡大解釈されている傾向もあります

例えば、新ガイドラインで2級(かなり重い障害)に相当したにもかかわらず、「一人暮らしをしている」という理由だけで、不支給になる事例があるそうです。常軌を逸しています。

2級から3級への1等級ダウン認定や、3級認定を目指して不支給となる「やっぱり不支給」というのは、よくありました。

しかし、2級相当の精神障害者が「いきなり 🚀 不支給(0円)」、2ランクダウン認定なんて前代未聞。頭がおかしい。狂ってる。やり方が汚い。

今や障害年金センターは、鬼畜と人でなしセンター。

まるで一人暮らしという「暮らし方」だけで、迫害を受けているようなもの。そんな人生が続くなら、死んだ方がまし。

他にも「薬が少量である」という「屁理屈」で、不支給になったケースもあるそうです。おかしすぎるよ厚労省、新ガイドライン。なんでそんなにうつ病、精神障害者が憎いのか。

広がる可能性

障害年金(最低5万/月)が受給できるかできないかは、当然、死活問題。その後の人生設計にも大きく影響します。

現にもし私が4年前、障害年金が受給できていたなら、厳しい非正規労働(健常者)ではなく障害者雇用の道を選んでいました。

障害者雇用は賃金が低い

しかし障害者雇用の賃金は低いその傾向は精神障害者の方が強く、週所定労働時間30時間以上の場合で、18万9千円程度。

身体障害者の場合は24万8千円程度。6万円弱の格差があるのです。だからこそ精神障害者には障害年金、支援が必要不可欠なのです

そしてそこから社会保険料、源泉所得税等が天引きされる。

社会保険料の漸増

社会保険料の漸増も障害者の家計を圧迫する 出典:社会保険料の節約方法について教えて下さい | 税理士事務所ベストバランス

手取りは15万円台程度家賃も支払う。一人暮らしだから。結果、ワーキングプアか、そもそも生活ができないか。

つまり、「一人暮らし」の精神障害者は障害年金が受給できない限り、障害者雇用では生計を立てる事がほぼ不可能なのです。

だから仕方なく健常者と嘘をつき、食べなくても、せめて住む所だけでも確保するため、無理をしてまた非正規労働を始める

しかし無理は続かず、病状の再悪化の繰り返し。

社会復帰の機会を奪っている

障害年金さえあれば、嘘もつかず、ありのまま障害者として働くという選択肢もあったはず。

何もお金がもらえなかったことに絶望しているのではありません。むしろ社会復帰の選択肢が狭められことに絶望しているのです。

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何の支援もなければいつまで経っても、絶望の非正規。まるで、ならず者Desperado。一人暮らしというだけで、障害を抱えたまま何でこんなに苦しまないといけないのでしょうか?

You better let somebody love you
(Let somebody love you)
誰かに愛されるよう
誰かに愛してもらえるよう

You better let somebody love you
愛される人になってほしいの

Before it's too late
手遅れになってしまう前にね

The Eagles の「ならず者」(Desperado)、最後の歌詞。

障害年金という公的支援(慈愛)を受けることは出来なかった。手遅れだった。

でも誰かに愛されることは、まだ間に合うかもしれない。
人から人への支援、そうした愛情を感じてみたい。
手遅れ(死んでしまう)になる前にね。

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募金型障害年金システム

国には心がない。だから精神障害者に対して愛のある支援ができない。

だから「人」の支援を受ける。それを障害年金、公的支援のかわりとして活用する。そのことで、将来設計の可能性を広げ、社会復帰を容易にする。

これが私がオンラインの募金システム、つまり「募金型障害年金」システムを導入した目的なのです。民間型障害年金と言い換えることもできるでしょう。

その日暮らしは嫌だ、早く抜け出したい

今日じゃなく明日や未来を想像してみたい。これは私だけの想いではありません。新ガイドラインによって障害年金が受給できなくなった一人暮らしの精神障害者、みんなの願い。

もし良い成果がでたら、他の障害者にもこのシステムを導入したい。彼らにも支援が届くようにしたい。助けてあげたい。それが私の夢なのです

馬鹿な夢ですね。

日本には寄付文化がないことを重々知っているに。

募金方法

実際に導入した募金システムが、以下のフォームになります。このフォームから実際に募金が可能です。順々に操作をすれば、滞りなく決済できると思います。

一回だけの募金も可能

定額募金システムを採用していますが、「一回」ボタンを選択することで、一回だけの募金をすることもできます。デフォルトでは「一回」が選択されています。

よろしければ、ぜひ「毎月」払いの定額募金もご検討下さい。

決済方法

クレジットカード(デフォルト)

以下のクレジットカード決済に対応しています。visa-mastercard-amex-jcb-ja

Visa、MasterCard、American Express、JCB、ダイナースクラブ、ディスカバーカードの6種類に対応。なおStripe社の決済代行サービスを利用しております。

PayPal決済

PayPal(ペイパル)決済にも対応しております。

なおPayPal決済を利用するにはPayPalアカウントが必要です。詳しくは無料アカウント登録|個人向け-PayPal(ペイパル)をご参照下さい。

手数料

決済の際に手数料はかかりません。決済手数料等は当方が負担します。 PayPalアカウント利用時も手数料はかかりません。

寄附金控除は受けられません

法人化していないので寄付金控除の対象外です。なお寄付を受けとる団体名は「SPソーシャルサポート企画」となります。

寄付金額の変更等

毎月払いの決済をした後、登録メールアドレス宛に、寄付者用のアカウント(Donorbox donor account)の開設案内のメールが届きます。寄付者専用ログインページにて以下の事ができます。
  • 解約
  • 募金額の変更
  • その他各種手続き
返金処理が寄付者ページに反映するまで5〜10営業日程度かかります。
※PayPalにて決済された方は、必ずPayPal側で返金処理をして下さい。
この募金・寄付活動のプラットフォームとしては、無料募金ボタン - Donorbox 非営利募金ソフトウェアを利用しています。

メールアドレスは正確に

レシートメール(兼領収書)の送付のため、メールアドレスの入力が必要となります。正確にご入力頂ますようお願いいたします。※当団体はメールマガジン、DM等はお送っておりません。

また毎月払いを選択された方には、「Donorbox 寄付者アカウント」を作成するためのメールが届きます。「Donorbox 寄付者アカウント」が作成できないと、寄付の中止、解約など重要な手続きができなくなります。

なお「名」と「姓」はハンドルネーム、ニックネーム等でも手続きが可能です。ただしレシートメール(兼領収書)の宛名にもなりますので、ご注意下さい。※当団体が故意に氏名を収集することはありません。

精神障害者では社会を変えられない

実は、2010年に「資金決済法」が施行される前の4年間ぐらい「PayPal寄付」(PayPal Donation)を使った事があります。

PayPal-Donate-Button

しかし、寄付ゼロでした。貧弱なコンテンツのせいもありました。しかし、日本人と寄付行為との親和性の無さに意気消沈した苦い思い出があります。

※ちなみに現在、日本では「PayPal Donation」は利用不可です。

とは言え日本人は全く寄付しない訳ではありません。特に自然災害など「個人ではどうしようもできない状況」が発生した場合には、募金が多くなされる傾向があります。

しかし一般的に日本人は寄付しない。それは欧米人がマスクをしないのと同じ事。熟知しています。だから自分でも無謀な企画だなと思います。

でも現実に目を向ければ、今にでも飢え死にしそうな一人暮らしの精神障害者がたくさんいる。実際、一人暮らしの割合は精神障害者が一番高いのです。

困窮の理由は、2016年9月からの精神の障害に係る等級判定ガイドライン

一人暮らしというだけで、障害年金が不支給になる冷酷な制度。

個人ではどうしようもできない社会の変容。いくら精神障害者(弱者)が団結してもこの不公平な社会は変わらない

だからこそ人から人への支援、民間支援が必要なのです。
募金型障害年金。少額で構いません。ぜひご参加をご検討下さい。


  • 身体障害者より▲6万円も安い賃金
  • 一人暮らしの割合は、精神障害者が最も高い
  • 一人暮らしだと障害年金(▲5万円〜/月)がもらえない
  • 毎月、▲家賃支出がある

身体障害者に比べ少なくとも▲11万円の経済格差。

一人暮らしの精神障害者たちは、何らかの支援が無ければ生活が困窮。

そんな苦労人たちにどうか「募金」という優しさをお恵み下さい。

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