uBlock OriginでうざいSNSボタンを非表示にする方法

以前の記事では、WordPressの不愉快でうざいアイキャッチ画像をStylishを使って、非表示にする方法を紹介しました。ただ私にはアイキャッチ画像以外にもう1つ不愉快に思うものがあります。

それは、SNS、ソーシャル・ネットワーキング・サービス系のシェアボタン、カウンターボタンなどです。

記事には関係ない

とにかくSNSで拡散して欲しいためか、何でもお構いなしにシェアボタン、カウンターボタンがわざと目立つように表示されるようになってきました。不愉快でうざいです。見たいのは本文です。邪魔です。消したいです。

しかし、こうしたSNS系のボタンは、広告ブロック系のアドオン、拡張機能を利用することで7~8割程度は非表示に出来ます

中でもおすすめは「uBlock Origin」です。FirefoxChrome系どちらでも使えます

ublock-origin

Firefoxの場合

SNSをブロックする外部フィルター

もう既にFirefox、Chrome系ブラウザに「uBlock Origin」が追加済みであることを前提に説明をします。「uBlock Origin」でSNS、ソーシャル・ネットワーキング・サービス系をボタンなどを非表示にするには、2つの外部フィルターを購読する必要があります。

外部フィルターを購読すためには、まず「uBlock Origin」のダッシュボードを開きます(開き方はFirefox、Chrome系共通)。

ダッシュボードの開き方

ダッシュボードを開いたら、「外部フィルター」のタブをクリックします。画面を少しスクロールすると、「ーソーシャル」という項目があります。そこでFancy's Annoyance Lisy」にチェックを入れますこれで6割ぐらいのSNS、ソーシャル・ネットワーキング・サービス系のボタンなど非表示に出来ます

Fancy's Annoyance List

日本のSNS対応フィルター

ただし先ほどの外部フィルターは日本のSNSにはあまり対応していません。ですからもう1つ外部フィルターを入手し追加します。そのフィルターはデフォルトのリストには載っていません。手動で追加購読する必要があります。そのフィルターの入手先は以下のサイトです。

GitHub - k2jp/abp-japanese-filters

入手方法を説明すると長くなるので割愛。先ほどのサイトから以下のURLが入手できます。これが日本のSNS対応の外部フィルターのURLです。

https://raw.githubusercontent.com/k2jp/abp-japanese-filters/master/abpjf_3rd_party_sns.txt

もう一度uBlockのダッシュボードの「外部フィルター」に戻ります。

そこで一番下「ーカスタム」の大きな空欄に先ほど入手した以下のURLをコピペします。「https://raw.githubusercontent.com/k2jp/abp-japanese-filters/master/abpjf_3rd_party_sns.txt」。

abpjf_3rd_party_sns.txt

コピペし終わったら、左下の「解析」をクリックします。そうすると画面右上に「適用」ボタンが現れます。「適用」をクリックします

適用をクリック

適用後「ーカスタム」の所が赤線のようになっていれば、日本のSNS対応の外部フィルターの導入完了です。

ABP Japanese 3rd party SNS filters

この2つの「外部フィルター」を使うことでSNS系のボタン等の7~8割は消えます

ユーザースタイルシートも併用する

「uBlock Origin」と先ほどの2つの外部フィルターを使っても、はてな、Line、Pocket、Feedly関連のボタンなどを非表示にすることは出来ません(執筆時点)。

addon-stylish

Firefoxの場合

その場合は「Stylish」などのアドオンでユーザースタイルシートを駆使しましょう。以下のCSSコードの中で必要な部分をコピーし適宜ご活用下さい。


/*ソーシャル関連*/
/*twitterのバルーンを消す*/
.twitter-balloon-btn {
    display: none;
}

/*はてな関連*/
a[href*="http://b.hatena.ne.jp/"] {
    display: none !important;
}

.hatena-bookmark-button-frame {
    display: none;
}

/*Line関連*/
a[href*="http://line.me/R/msg/"] {
    display: none !important;
}

a[href*="http://line.msng.info/"] {
    display: none !important;
}

/*Feedly関連*/
a[href*="http://feedly.com/"] {
    display: none !important;
}

a[href*="//cloud.feedly.com/"] {
    display: none;
}

/*Pocket関連*/
a[href*="http://getpocket.com/"] {
    display: none !important;
}

.pocket-btn {
    display: none;
}

ユーザースタイルシートも併用することで、SNS、ソーシャルネットワークサービス関連のボタンの8割程度は非表示に出来ます

Disconnectも併用する

以上の対処で十分だと思いますが、念には念をという方は「Disconnect」アドオン、拡張機能を利用するのも1つの手でしょう。こちらもFirefox、Chrome系両方で使えるアドオンです。

disconnect

Firefoxの場合

ただ上記の記事で紹介された程の強い効果は無いと思います。あくまで、念のためということでご紹介しました。ちなみに私はもう「Disconnect」を利用していません。

SNS系のボタンは必要なのか?

ところでSNSのシェア系のボタン、「閲覧者にとって」本当に必要なものなのでしょうか?ことさら不思議なのが、自分のサイトがどのぐらいシェアされているか、見せびらかすカウンター系のボタンです。いくらその記事がシェアされているからと言って、「自分にとって」有益かどうかは無関係です。

いつからブログ作成者は、「閲覧者ファースト」の視点で記事を書かなくなってしまったんでしょうか?

以前の記事不愉快でうざいと断言した「アイキャッチ画像」もそうですが、開発者にとって便利になったWordPressなどのCMS、某国の大統領が毎日利用するほど浸透したSNSサービスの負の側面を被っているのは、SNSをほとんど利用しない私たちマイノリティーです。

確かにブラウザの「リーダービュー」モードを活用すればいい話なのですが、「リーダービュー」モードという機能が搭載されるほど、現在のサイトはリーダーファースト、閲覧者ファーストのものではないのだと言えます。

ABP Japanese 3rd party SNS filtersの入手方法

さて最後に「日本のSNS対応フィルター」の所で割愛した「ABP Japanese 3rd party SNS filters」について、GitHub - k2jp/abp-japanese-filtersを訪問しても、入手方法が分からない、気持ち悪いという方のために補足をします。

GitHub - k2jp/abp-japanese-filtersを訪れると、以下の画面になると思います。

abp-japanese-filters

購読先URLの入手方法は2つあります。まず1つは「abpjf_3rd_party_sns.txt」の上で右クリックし「リンクのアドレスをコピー」してURLを取得する方法です。

リンクのアドレスをコピー

別の方法では、先ほどの「abpjf_3rd_party_sns.txt」のリンクをそのまま左クリックします。以下の画面に遷移します。そこで右上の「Raw」のボタンをクリックします。

Rawをクリック

フィルタの中身の画面に遷移しますので、そこのアドレスバーにあるURLをコピーすることでも購読先URLを入手できます。

abp_jp_3rd_party_SNS-Raw-Page

結構昔から利用している外部フィルターなのですが、昔はもっと簡単な方法で購読出来たはず。謎です。

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