ChaletOSのLive USB作成ソフトはUNetbootinが一番お勧め

ご存知の通りWindows7の延長サポートは2020年で終了します。2020年と言っても「1月14日」。年が明けてすぐにサポート終了です。意外と切迫した問題です。

サポート期限
出展:Windows 7 メインストリーム サポート終了のお知らせ - Microsoft

そこで当ブログでは、ゴミ以下のWindows10に移行し、マイクロソフトの「金づる」と化すよりは、無償のLinux、特にChaletOSへの移行をオススメしてきました。

  • Windows7とインターフェイスが似ている
  • (比較的簡単に)美しくカスタマイズできる(2段目の画像のように)
ChaletOS-default
ChaletOSのデフォルト画面 出展:Windows風なLinux OSはZorin OSよりもUbuntuベースの「ChaletOS」がいい!? | 処分か?再生か?パソコン・スマホの格安運用法!
ChaletOSの例
出展:ChaletOS 16.04.1 based on Xubuntu 16.04 LTS・・日本語化&セッティング : りなっくす?ワールド/superjeter007のブログ
それ以外にも以下のような利点もあります。

  • Ubuntu+Unityなど違い、使い勝手、色合いの癖がない
  • 独特の癖が無いため、誰にとっても扱いやすい
  • 完全自由なカスタマイズ性(萌え化も可能な程です。ChaletOSを萌え化 - moebuntu wikiを参照)
Ubuntu_15.10_Desktop
出展:Ubuntu - Wikipedia

私は下図のように、Windows7風に、なおかつステータスバー(パネル)を縦置きにカスタマイズしました。とても簡単でした。

My-ChaletOS

多数に分岐したLinuxディストリビューションの中では、ChaletOSが一番Windows7ユーザーにとって扱いやすいと思います。

ただあくまで個人的な見解。やはり実際に試して頂くのが堅実だと思います。

Live USBを作りましょう

ChaletOSに限らず、Linuxディストリビューションは大抵、実際にインストールする前にLive DVDLive USBを使ってお試し、トライアルができます。

どのディストリビューションにするか決まっていない場合には、個人的にはLive USBの活用をお勧めします

なぜなら、Live DVDの場合、試したいディストリビューションの枚数だけDVDを用意する必要があるからです。DVDも安いですけどタダではありません。ディスク管理の手間もかかります。

一方USBの場合、手間にはなりますが、1つのUSBで何度でもLive USBを作る事が出来ます。また本体がコンパクトなので取り回しが楽というメリットもあります。

この辺りは好みがあると思うので、どちらで試すかはおまかせします。ただ、Live USBを作成するには、専用のソフトが必要になります。そこで、今回はChaletOSのLive USBを作るには、どのソフトがオススメかお話ししたいと思います。

DVDを売ってるのはローソンだけ

その前に、Live DVD派の方にプチお役立ち情報。

昨今は、USBメモリー、ブルーレイの普及のせいか、コンビニなどの近場でDVDを入手するのは困難になっています。時代の変化です。

もしDVDの調達にお困りでしたら、ローソンでしたら割りと高い確率でDVD-Rが販売されています。店舗によってメーカーや在庫状況はバラバラですが、5枚組のDVD-Rが売られていることが多いです。

ちなみにローソンにも幾つもの「ディストリビューション」がありますが、DVDを置いているのは、本家のローソンだけです。

lawson-logo
DVD扱っているのは、このロゴ、本家ローソンのみ 出展:ローソンのマークの意味に感動!由来の牛乳や色違い〜他店のロゴも

【主なローソンのディストリビューション】

  • ナチュルローソン
  • ローソンストア100
  • ローソンプラス
  • etc…

その他の大手コンビニ、セブンイレブン、ファミリーマートでDVDを入手するのは無理だと思います。

確実なソフトはどれか

さて本題に戻ります。Live USBを作成するソフトもいくつかあります。代表的なもので私が実際に試したのは以下の4つになります。

UNetbootinがベスト

上記の4つのソフトでChaletOSのLive USBが実際に作れたのは「UNetbootin」だけでした(※2017年1月時点)。その他3ソフトは途中でエラーや良く分からない警告が出たりしたので、使用しませんでした。

Etcherは使用禁止

中でもEtcherは最悪でした。Live USBの作成は途中まで順調(但し時間はかかる)に進むのですが、最後の最後で以下のエラーが出て終わりです。時間のムダでした。絶対にオススメはしません。

Etcher

Etcher-retry
エラー直後に「Retry」と聞いてきますが、もうTryしたくありません。

しかも4GBのUSBを使ったのですが、空き容量が16.0KBになるまで巨大なデータが作成されていました。Live USBでそんなに容量を使う訳がありません。とにかく挙動が怪しいです

Etcher-disk
4GBのUSBが満杯に

実際にUNetbootinで作成したLive USBの容量は2.23GBでした。

after-UNetbootin
UNetbootinで作ったLive USB。2.23GBと妥当なサイズ

再フォーマット出来なくなる

さらに迷惑なのは、Etcherが途中まで作成した謎のデータは、通常の方法(右クリック)では再フォーマットが出来ないのです。

normal-format
通常は右クリックでフォーマットできる。
理由は、USBの中にパーティションが作られているからです。本当に余計な事をしてくれます
USB-parted
USB内にパーティションが切られてしまった

こういった場合は、強制フォーマット用のソフトを探すか、コマンドプロンプト上でフォーマットするしかありません。私はコマンドプロンプト派なので、以下の様にコマンドを使ってフォーマットし直しました。

コマンドプロンプトでフォーマット
出展:Tech TIPS:Windows 7/8/8.1のインストールUSBメモリを作る(diskpart編) (1/2) - @IT

しかし本当に時間のムダでした。ちなみにEtcherは、Zorin OSのサイトで知ったのですが、肝心のZorin OSのLive USBも作成できませんでした

いずれにせよChaletOSのLive USBは「Etcher」では作れないと思って下さい。しかもEtcherを使ってしまった場合、そのUSBは通常の方法では再フォーマット出来ません。絶対に使わないで下さい。

もう1つ難を言えば、このソフトはダウンロードサイズが66MB程度と他のソフトの10倍ぐらい大きいのです。何のメリットもありません

LinuxLive USB Creatorではサポート対象外

LinuxLive-USB-Creator
出展:LinuxLive USB Creator

LinuxLive USB Creatorも有名なソフトです。実際に試した結果、以下のような警告が出てきました。

linux-live-usbcreater-error
対応リストに無い Linux ですと表示される

恐らくそのまま進んでも良かったのでしょうが、不安だったのでやめました。

公式ページSupported Linux distributionsにもChaletOSは載っていません。

suportted-distro
出展:Supported Linux distributions

ChlatOSが(今は)マイナーだから出たエラーだったのでしょう。また、未だ公式ページのサポートディストリビューションのリストにも載っていないのですから、今はまだ使わない方が無難だと思います

Rufusもエラーが出る

Rufusも有名なソフトです。試した結果、すぐに以下のような警告が出ました。

Rufus-error

訳が分からなかったので、RufusでのLive USBの作成は諦めました(2017年1月時点)。

Rufusはむしろ遅かった

後日(この記事の執筆時点)、調べたのですが、前掲の警告はどの環境でもほぼ出るようです。そこで「はい」を選択すれば、以下のような余計なファイル群(「rufus_files」、数百kb程度)はダウンロードされますが、ちゃんとChalet OSのLive USBは作成出来ました

rufus-files

ちなみにRufusはLive USBの作成速度が他ソフトに比べ速いと謳っていますが、ChaletOSに関しては当てはまりません。むしろかなり遅いです。UNetbootinの(体感ですが)2倍以上時間が掛かりました。

Rufus-speed
出展:Rufus - 起動可能なUSBドライブを簡単に作成できます

ChaletOSに関しては遅くて、余計なファイルもダウンロードされる。ChaletOSのLive USBが作れるソフトの1つではありますが、手っ取り早くかつ確実にLive USBを作って、どんなOSかテストしたい方には向きません。ChlatOSに関しては、やはり「UNetbootin」がベストです

UNetbootinは遅くもなく簡単

UNetbootinのインターフェイスは以下のようになっています。至ってシンプルです。

UNetbootin-usage

上のディストリビューションの所に、希望のディストリビューションがあればインターネット経由で直接Live USBが作れます。しかし当然、ChaletOSはありません

もう既にChlaetOSのISOファイルはダウンロード済みだと思いますので、下の「ディスクイメージ」を選択します。そしてISOファイルの場所と、USBドライブを指定して「OK」を押すだけです。シンプルです。何のエラーも警告も出ません。私の環境では15分程度で作成完了しました。速度も許容範囲です。

このようにISOファイルさえあれば、大抵のLinux用Live USBが確実に作れる。それがこのソフトの魅力だと思います。Zorin OS 12 CoreのLive USBもUNetbootinで作りました。

ただし、たまに書き込みが終わった後、以下の画面が出ることがあるそうです。私も1回ぐらい遭遇した記憶があります。

UNetbootin-error
出展:【Linux】あらゆるOSのLiveUSBを作成することができる「UNetbootin」 | ハルパス

その時は「このプログラムは正しくインストールされました」を選択すれば、全く何の問題もありません。

Zorin OSは今後推奨しません

以上で説明してきた通り、ChaletOSのLive USBを作るならUNetbootinがベストだと思います。ぜひLive USBまたはDVDを作ってお試し下さい

さて話は変わりますが、私はこれまで「Windows7ユーザーにお勧めのディストリビューションはChaletOSかZorin OSの2択」であると説明してきました。

しかし状況が変わりました。今後筆者は「Windows7ユーザーにお勧めのディストリビューションはChaletOSの一択」と訂正します。

12→12.1にマイナーチェンジ

実はZorin OSは、ごく最近2月27日に12→12.1にマイナーバージョンアップしました。

私は以前のZorin OS 12 Coreしか試したことがありません。ですから、新バージョンの使い勝手を知りません。未知のディストリビューションという理由で推薦枠から外します。

また、今回のマイナーバージョンアップによって、Zorin OSはWindows7よりは10に近づいてきたような印象を受けました。そういった意味でも、前より取っ付きにくくなった印象も持ちました。

add-to-desktop
フラットアイコンでダークテーマになった 出展:Zorin OS 12.1 Released | The official Zorin Blog

シェアウェア化したZorin OS

もう1つZorin OSを推奨外とする理由はラインナップの変化です。

今までのZorin OS 12はCore版とLite版の2つだけでした。しかも両方無料でした。しかしいつの間にか一旦Lite版は無くなり、現在は以下のような3ラインナップになっていました。

  • Ulitimate→19ユーロ(2,309円)
  • Business→15ユーロ(1,823円)
  • Core→無料

※為替レートは2017年3月16日時点

UlitimateとBusinessに関しては、クレジットかPayPal決済をしない「ダウンロードさえ」出来ないようです。いわゆる「先払い制」です。ではどうやって、事前にお試しをすればいいのでしょうか

zorin_ultimate
ダウロードボタンをクリックすると速攻で決済画面になる
物凄くきな臭くなってきたので、Zorin OSは非推奨とします。

あと近々、Lite版とEducation版も追加予定だそうです。

zorin_more_edition
もうあと2エディション追加予定 出展:
Download - Zorin OS

5つものラインナップになりますが、ユーザーはどれを選んだらいいか分かりづらくなるでしょう

しかも日本語対応サイトでもないので、余計に。段々ユーザーフレンドリーでなくなってきました。ですので今後推奨しないこととします。あしからず。

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